(DFP)

プロローグ

 時は12世紀末――
 リチャード王に率いられた十字軍は、
 聖地の奪還を目指しエルサレムへ進軍。
 イスラムの英雄サラディンは、
 これを阻止すべく徹底抗戦の構えを見せていた。

 十字軍とイスラム勢力。
 両軍の争いは聖地に混乱を招き、
 市民の間に不安と恐怖がとめどなく拡がっていく。
 この状況を収束させるべくアサシン教団が動き出す。

 「真理は存在しない。許されぬ行為などない」
 この信条のもと、平和を乱す者の徹底的排除を目指すアサシン教団は、
 両軍幹部の暗殺を計画。
 刺客には若きアサシン、アルタイルが選ばれた。

 彼は大導師に命ぜられるまま
 着々とミッションを遂行していくが、
 やがて暗殺のターゲットたちが
 何らかの秘密を共有していることを知る……。

(DFP)